新タイム・ボカン

アクセスカウンタ

zoom RSS ★第二話:「ボカン4、テスト発進だペッチャ(前編)」

<<   作成日時 : 2006/12/07 20:26   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 0

画像ナレーター
「丹平君達は、再び幸せの日々を過ごそうとしていた。しかしそこへ、友田博士が緊急事態を知らせに来た。ボース星から来たボース人が、地球の未来を襲っているという内容であった。ボース人に十分対抗できる様にする為、木江田研究所は大幅な改装・改築が施され、更に、メカブトン・ドタバッタン・クワガッタンの全ての機能を併せ持つメカ・コオロッタンの開発も行った。しかし未来世界の昆虫人が開発した健脚エンジンの開発ができず、タイム・ボカン4号コオロッタンは事実上未完成のままであった。タイム・ボカン2号ドタバッタンの機能を持たせられていなかったのだった。丹平君達は改造を施されたクワガッタンで2000年後のサンフランシスコへ向かったが、ボース軍の攻撃力の強さを思い知ったのであった。ボース軍を退ける事はできたものの、彼らが一体何の為に地球の未来を狙うのかの理由が解明できないままであった。現地の人達の協力でビーチクリンの修理は無事終わり、丹平君達は研究所に帰還したんだよ〜ん!」
ボースの声
「地球の未来には必ず”あれ”が有る筈だ。何としてでも見つけてみせる。」
==>
木江田研究所で、丹平達は朝ご飯を食べている。
丹平
「このたくわん美味そうだな。」
==>
丹平はたくわんを箸で2個取り、御飯の上に乗せて食べる。淳子はスープを飲んでいる。ペラ助とオタケはハンバーグを食べている。木江田は考え込んでいる。
淳子
「おじいちゃん、さっきから何考えてるの?」
木江田
「ん…いや、ボース人はどうして地球の、しかも未来だけを狙って来るのか考えているのじゃよ。地球を征服するのが目的じゃったら科学・文化・産業の発達していない過去を狙う方が容易い事は、彼らも知ってる筈じゃ。何か深い訳が有る様じゃな。」
チョロ坊
「何かの調査に来てるのかな?」
丹平
「調査するのに都市まで攻撃してくる訳無いだろう。」
チョロ坊
「ああ、そうか。」
ペラ助
「どうして地球の未来にこだわるんだペッチャ。」
オタケ
「地球の未来の最先端科学の何かが必要なのかしら?」
淳子
「でもボース人って、母星からはるばる地球まで来たり、地球の未来を選んで来れるから、科学力は未来の地球より発達してると思うわ。」
丹平
「奴らは、地球の自然は守ろうとしてると思うんだよ。狙ってたのは都市だけだろう。森や林、海まで攻撃してなかったからな。」
木江田
「わしもそう思う。だから一体彼らは何をするのが目的なんじゃか判らないのじゃよ。」
チョロ坊
「という事は、未来の地球の科学力は不要なのかな?」
木江田
「そうとも言い切れん。」
丹平
「食事が済んだら次ぎの目的地へボカンで行こう。」
淳子
「そうしていくしか他に無いわね。放置しておく訳にもいかないし。」
木江田
「ボカン4(フォー)をテスト発進させてみよう。」
淳子
「私おじいちゃんと一緒に乗りたいわ。おじいちゃんと別れ別れになりたくないから。」
木江田
「わかっとるよ、淳子。」
==>
木江田は印刷済みの紙を見る。
木江田
「今度は2500年後のニューヨークじゃな。」
丹平
「自然は大切にし、都市だけを攻撃する。しかも未来、奴らの目的は何だろうか?」
淳子
「当面の謎よね。」
ナレーター
「コンピューターは前回のデーターに基づく発進メカとして一番ふさわしいメカの選定を始め、2500年後のニューヨークに発進すべく、そのタイム・トラベルに一番ふさわしいメカ・メカブトンと、テスト発進用としてコオロッタンの発進準備を始めたんだよ〜ん。」
==>
コンピューター画面下の、メカブトンとコオロッタンのマークが同時に点灯する。歯車がぐるぐる回り、メカブトンが乗っている台が前に出て行く。その台は中央に寄って、1Fに上がって行く。次にコオロッタンが乗っている台が前に出て行く。中央に寄って、1Fに上がって行く。メカブトンの後方からコオロッタンが1Fに上がって来る。
木江田
「丹平君。わしは淳子と一緒にボカン4(フォー)で先に発進する。もしわしと淳子に何かあっても、ボカン1(ワン)なら探し出せる筈じゃ。」
丹平
「博士、気を付けて下さいね。」
木江田
「うむ。」
ペラ助
「僕もコオロッタンに乗ってみたいペッチャ。」
丹平
「お前は駄目だよ。俺達と一緒にメカブトンで行けばいいだろう。」
ペラ助
「新車には乗ってみたいペッチャ。」
オタケ
「わがまま言うもんじゃないわよ。」
ペラ助
「どうしても乗りたいペッチャ。」
オタケ
「しょうがないわね、ペラ助は。」
==>
コオロッタンの胴体側面の扉が横に開き、タラップが降りてくる。木江田、淳子、ペラ助が乗車する。コオロッタンの扉は閉じる。木江田がメイン操縦士席に、淳子が補助席に、それぞれ座る。ペラ助は中央の棒に止まる。
木江田
「淳子、準備は良いか?」
淳子
「ええ。」
木江田
「よし。ボカン4(フォー)発進!。」
==>
木江田はレバーを引く。コオロッタンは光に包まれていく。丹平一同は腕などで目を覆う。コオロッタンは爆発音と共に姿を消す。天井のガラスが全て割れながら飛ばされる。コオロッタンは、タイムトンネル内を進行して行く。」
木江田
「わー…!」
淳子
「キャー…!」
ペラ助
「ゲー…!気を失いそう!」
==>
操縦室全体が高速で上下左右に振動している。木江田も淳子もベルトが外れ、操縦室で、まるで洗濯機の中の衣類みたいにかき回される。ペラ助は止まり木をグルグル回っている。コオロッタンはタイムトンネル内を進行して行く。そしてタイムゲージが2500年後のニューヨークに合わさる。昼間の明るい草原に、光と爆発音と共に横転したコオロッタンが現れる。木江田も淳子もペラ助も、気を失っている。一方研究所では、丹平達がメカブトンに乗り込んでいた。
丹平
「チョロ坊、発進するぞ。」
チョロ坊
「はいはい。コオロッタン探索モードセットオン。」
丹平
「発進!」
==>
丹平はレバーを引く。メカブトンは光に包まれていきながら、爆発音と共に消える。メカブトンはタイムトンネル内を進行して行く。丹平は腕時計を見る。時計の数字が逆カウントされていく。操縦室のディスプレイに、ビルが映っては消え、車が映っては消え、森が映っては消え、自由の女神が映っては消える。タイムゲージが、2500年後のニューヨークに合わさる。
丹平
「博士達は無事に着いたようだな。よーし、タイムトンネルから脱出だ。」
==>
横転してるコオロッタンの手前に、メカブトンが爆発音と共に現れる。
丹平
「よーし、俺達も着いたぞ。」
チョロ坊
「丹平ちゃん、見て、コオロッタンが倒れてるよ!」
==>
操縦室のディスプレイに、倒れてるコオロッタンが映っている。
丹平
「博士達大丈夫かな?」
オタケ
「無事かしら?」
丹平
「降りるぞ。」
==>
メカブトンのウィンドウが開いて、丹平、チョロ坊、オタケが下車する。丹平はコオロッタンによじ登り、コオロッタンの操縦室のウィンドウまで這っていって右手でノックし続ける。
丹平
「博士、博士!淳子ちゃん!」
==>
木江田も淳子もペラ助も動かない。丹平はノックするのを止める。
丹平
「駄目だ!3人共気を失っている。」
チョロ坊
「丹平ちゃん、どうやってコオロッタンの扉を開けようか?」
丹平
「外からじゃ開けられないよ。」
オタケ
「あっ、丹平さんあれ見て!」
==>
オタケが右羽根で左方を指す。1つの円盤が飛んで来る。丹平はそれを見る。
丹平
「あっ、あれはボース人の円盤だ!みんな、ボカンに早く乗るんだ!」
==>
丹平はコオロッタンから下の地面に飛び降りる。メカブトンのウィンドウからオタケとチョロ坊がメカブトンに乗車する。丹平も遅れてメカブトンに乗車する。円盤はその上空を通過して行く。
部下@
「フリー司令長官、灰色のコオロギと青のカブト虫を発見致しました。」
フリーの声
「そんなのは叩き潰せ。」
部下@
「了解致しました。」
==>
円盤はUターンして飛んで来る。そしてレーザー光線を発射させる。コオロッタンの胴体に、全弾命中する。命中した所から煙が上がる。
丹平
「あっ、博士達が危ない!チョロ坊、戦闘開始だ!」
チョロ坊
「はいはい。」
==>
丹平はレバーを引く。メカブトンは後部ロケットブースターを噴射させながら走行し、背翼と主翼を展開して上昇し、タイヤを縮ませて円盤へ向かって飛んで行く。メカブトンは円盤を追尾する。
オタケ
「丹平さん、モニターを拡大して!」
丹平
「どうしたんだ、オタケさん!」
オタケ
「あたしの錯覚かも知れないけれど、今円盤軍がコオロッタンの方へ向かって行ったのがモニターにちらっと見えたのよ。」
丹平
「何だって!」
==>
丹平はボタンを押す。モニターに、10機の円盤がコオロッタンに光線攻撃を始めてるのが映る。
丹平
「あっ、大変だ!」
==>
丹平レバーを引く。メカブトンは左へ大きく反転して、コオロッタンへ向かう。後から円盤が追尾して来る。そしてレーザー光線を発射して来る。メカブトンはかろうじて右へ左へとかわす。
丹平
「チョロ坊、テントウキだ!」
チョロ坊
「はい。」
==>
チョロ坊は操縦室の後方へ出て行く。メカブトン背部のテントウキが発進する。テントウキはメカブトンを追尾して来る円盤へ向かって飛んで行く。円盤からレーザー光線が発射される。テントウキは避ける。
チョロ坊
「見てろよ。」
==>
チョロ坊は下のボタンを押す。テントウキの左側の黒い斑点から、鏡が出て来る。円盤は再びテントウキへレーザー光線を発射する。その光線はテントウキの鏡に反射して、円盤に命中する。円盤は爆発する。
チョロ坊
「ヘヘイっ、どんなもんだい!」
==>
一方メカブトンは、コオロッタンに攻撃をかけている円盤10機に追い付く。そして角の先端を回転させて、6機の円盤を破壊する。残った4機は逃げる。丹平はディスプレイからコオロッタンを見る。コオロッタンの左側の胴体の各所から、黒い煙が上がってる。
丹平
「チョロ坊、コオロッタンに水をかけろ。俺は円盤を追尾する。」
チョロ坊
「了解。」
==>
メカブトンは円盤を追尾する。テントウキはコオロッタンの上空まで飛んで来て、黒の斑点模様各所からホースを取り出して、水を噴射させる。コオロッタンの煙が上がってる各所に水がかかり、上がってた煙が無くなっていく。メカブトンは角の下からミサイルを発射し、前方の円盤1機に当たる。残った3機は1機と2機の二手に分かれ、1機だけコオロッタンの方へ向かう。
丹平
「2機の円盤を追っかけてれば奴らの本拠地が判るかも知れないけれど、チョロ坊独りきりでも危険だ。オタケさん、ヤゴマリンを出動させてチョロ坊の援護をしてくれる?」
オタケ
「私じゃ全く乗った事無いから操縦なんて無理だわ。」
丹平
「そっか。こんな時にペラ助が居れば…。」
オタケ
「新車に乗りたいと言って乗車したペラ助を、追い出さなかった私がいけないのよ。ゴメンなさい、丹平さん。」
丹平
「とにかく博士達を助けなきゃ。」
==>
メカブトンは2機の円盤の追尾を止め、大きく上空をUターンしてコオロッタンの方へ飛んで行く。2機の円盤はメカブトンに着いて行く。
オタケ
「丹平さん、円盤が付いて来るわ。」
丹平
「こんなんじゃ手も足も出ない。今は博士を助ける方が先だ。」
==>
2機の円盤からレーザー光線が発射され、メカブトンの左主翼に全弾命中する。左の主翼が爆発する。
丹平
「し、しまった!」
==>
メカブトンは高度を下げながら、よろよろしながら飛行してる。後方の円盤2機からレーザー光線が発射され、メカブトンの右主翼に命中する。メカブトンは右の主翼も失う。
丹平
「わぁ、しまった!もう飛行できない。」
==>
メカブトンは背翼を開いたまま落ちて行く。そして土の上に墜落する。丹平は操縦席から後方へ飛ばされる。
丹平
「ああ痛てててて、くそっ、負けるものか!」
==>
丹平は操縦席に座る。
丹平
「発進!」
==>
丹平はボタンを押す。メカブトンの各4箇所からタイヤが膨らんでくる。そしてメカブトンは走り出す。背翼を閉じる。メカブトンの上方から円盤2機が近づいて来て、レーザー光線を発射する。1発だけメカブトンの左前タイヤに命中する。タイヤは破裂して皮が飛んで行く。
丹平
「くそーっ、やりやがったな!」
オタケ
「あっ、テントウキがこっちへ来るわ。」
==>
テントウキは後方の円盤の攻撃をかわしながら飛んで来る。
チョロ坊
「あっ、丹平ちゃん!」
==>
テントウキ後方の円盤3機から一斉に攻撃されて、テントウキは後部に集中被弾する。火が煙と共にのぼる。
チョロ坊
「しまった、エンジンがやられた。もう飛べないよ。」
==>
テントウキは落ちて行く。丹平とオタケはモニターでそれを見る。
丹平
「ああ、チョロ坊!くそっ、何とかしなきゃ。」
オタケ
「タイヤが1つ無くても動けるかも知れないわね。」
==>
円盤3機から発射されたレーザー光線がメカブトンの角に全弾命中する。角は大破する。更にメカブトンの右側の背翼にも被弾して、背翼は破裂する。
丹平・オタケ
「ワァー!」
==>
円盤3機がレーザー光線をそれぞれ発射して、メカブトンの右側の前タイヤと右側のエンジン、左後のタイヤに、それぞれ命中する。各所はそれぞれ爆発する。
丹平
「ああ、これで何も出来なくなった…もう終わりだ。オタケさん、会えて嬉しかったよ。」
オタケ
「私、何の役にも立てないで、本当に申し訳ないわ。」
丹平
「オタケさん。ここへ来てくれ。」
オタケ
「はい、丹平さん。」
==>
オタケは丹平の胸の所まで飛んで来る。丹平はオタケを自分の胸で抱く。丹平の目とオタケの目から、涙がこぼれる。メカブトンを攻撃される”ドスン”という衝撃がする。
丹平
「もう、これでおしまいだ。」
オタケ
「もうこれで、おしまいなのね。」
==>
丹平はオタケを抱いている。オタケは涙を流している。外部で爆発音と衝撃が起きる。丹平、上を見る。
丹平
「何だ、今の爆発は?」
オタケ
「え!?」
==>
丹平とオタケはモニターを見る。円盤に円盤が投げ付けられて、両方が爆発する。そしてカマキリンがその横を通過する。
丹平
「カマキリンだ!博士達は無事だったんだ!」
オタケ
「博士!」
==>
カマキリンは、メカブトンの近くに着陸する。
木江田
「ふぅ、間に合って良かったわい。うむ?メカブトンは随分派手にやられたのう。」
==>
木江田はカマキリンから出て来る。メカブトンの窓から丹平とオタケが出て来る。そして互いに寄って行く。
丹平
「博士!無事だったんですか。良かった!」
オタケ
「よくぞ御無事で…。」
木江田
「ボカン4は着陸そのものは成功したが、横転してしまった。これは操縦士が未熟だった為だけでは無い。やはり健脚エンジンが必要じゃ。タイムトンネルを高速で移動するから健脚エンジンが無いと勢い余って横転してしまうのじゃ。我々が気を失っとる間に攻撃を受けたが、意識を取り戻せて良かったわい。ただ、ボース軍の攻撃で、出入り口のタラップ出し入れ装置と左足移動装置が故障中じゃ。横転したまま起こす事が出来んのじゃ。」
オタケ
「メカブトンもコオロッタンも動けないんじゃ、私達は身動きが取れないわね。」
木江田
「そんな事は無いぞ、オタケさん。ボカン4号は現代の研究所のタイム・ボカンをコールする事もできるんじゃよ。淳子にやってもらったから、ボカン4号の傍にそろそろ到着するじゃろう。わしはメカブトンの修理を始めるから、丹平君はカマキリンに乗ってチョロ坊を探してくれんか?」
丹平
「はい、博士。」
==>
丹平はカマキリンに乗る。カマキリンは飛んで行く。現代の研究所では、コンピューターがクワガッタンを選んでいる。クワガッタンのランプが点滅して、クワガッタンが台ごと1階まで上がる。そして自動的にレバーが引かれて、クワガッタンは光を発しながら爆発と共に消える。クワガッタンはタイムトンネル内を進行して行く。一方丹平は墜落しているテントウキを見つけて降下した。そして、テントウキの直ぐ傍に着陸する。チョロ坊は既にテントウキの外に居る。カマキリンから丹平が出て来る。
チョロ坊
「あぁっ、丹平ちゃん。」
丹平
「チョロ坊、大丈夫か。」
チョロ坊
「僕は平気だけど、テントウキはエンジンがやられて行動不能だよ。エンジンさえ動くようになれれば後は僕が外部修理で仕上げるんだけど。あれ、博士達は大丈夫だったの?」
丹平
「危ない所を助けてもらったよ。メカブトンが酷い目にあってピンチだった。博士達はボース軍の攻撃にさらされて意識を取り戻せたって言ってたよ。」
チョロ坊
「そうだったんだ。」
丹平
「さあ、エンジンの修理に取り掛かるか。」
==>
丹平は修理を始める。一方、横転してるコオロッタンの隣にクワガッタンが爆発音と共に現れる。外に出ていた淳子とペラ助は振り返る。
淳子
「あっ、ボカンが来たわ。ペラ助、早く乗っておじいちゃんの所へ行くわよ。」
ペラ助
「ボカン4(フォー)はこのままでいいかクッチャ?」
淳子
「ボカン4号はまだ未完成のメカだから、先に1号を修理しなきゃいけないわよ。」
ペラ助
「了解だペッチャ。」
==>
淳子とペラ助はクワガッタンに乗る。ウインドウが閉じる。淳子は操縦席に座る。ペラ助は止まり木にとまる。
淳子
「行くわよ。」
==>
淳子はレバーを引く。クワガッタンの背部が展開してプロペラ状に回転する。クワガッタンはゆっくりと上昇してから、向きを変えて飛んで行く。一方ここのボース軍の司令長官フリーは、円盤20機を揃えて出発しようとしていた。
フリー
「昆虫メカで現れる連中にどうしてこんなにあっさり負けるのだ!これからあの連中に止めを刺しに行く。出発だ!」
==>
円盤群は一度に発進して行く。一方木江田は、メカブトンの修理をしていた。
木江田
「コンピューターは、クワガッタンを選んだ様じゃな。クワガッタンは改造を施してある。」
==>
クワガッタンが見えてくる。クワガッタンのモニターからメカブトンが見えて来る。
ペラ助
「丹平ちゃんとオタケは大丈夫かクッチャ…。」
==>
クワガッタンはメカブトンの傍に着陸する。淳子とペラ助が出て来る。クワガッタンの背部はプロペラ状態の回転だけ止まっていく。羽根は展開したまま止まる。
淳子
「おじいちゃーん。」
ペラ助
「オタケーっ。」
木江田
「おおっ、淳子。早速じゃがクワガッタンでメカブトンの上体を起こしてくれんか。」
淳子
「修理ね。」
木江田
「修理もそうじゃがヤゴマリンを発進させたいのじゃ。」
淳子
「ヤゴマリンを…。」
木江田
「そうじゃ。メカブトンもコオロッタンも操縦不能の状態で、ボース軍に攻められては不利じゃ。メカは1つでも応戦できる様にしておかなければいかんから。」
淳子
「判ったわ、おじいちゃん。」
木江田
「頼むぞ、淳子。」
==>
木江田はメカブトンに乗る。淳子はクワガッタンに乗る。クワガッタンは垂直離陸してメカブトンの上空から降下して、クワを開いてメカブトンを掴み、軽々上昇する。メカブトンの下部からヤゴマリンが発進して着陸する。クワガッタンはメカブトンを地面に降ろして、メカブトンを離す。そして傍に再び着陸する。ヤゴマリンから木江田が出て来る。クワガッタンから淳子が出て来る。
木江田
「良く出来た、淳子。」
淳子
「ええ、おじいちゃん!」
==>
二人は抱き合う。それを見ていたペラ助は、オタケの所へ飛んで行く。
ペラ助
「良く出来た、オタケ。」
ペラ助
「何が良く出来た、よ!」
==>
オタケはペラ助の頭を叩く。ペラ助は墜落する。
ペラ助
「どうしてこうなるんだペッチャ…。」
木江田
「よし、修理を進めんと。」
淳子
「私手伝うわ。」
ペラ助
「僕は何をすればいいクッチャ?」
木江田
「丹平君とチョロ坊を探して来るんじゃ。」
ペラ助
「了解だペッチャ。」
オタケ
「私も手伝うわ。」
==>
ペラ助とオタケは飛んで行く。一方、村の先から円盤群が飛んで来る。
フリー
「出て来る昆虫メカは徹底的に潰すのだ!」
==>
飛んで来る円盤群を、ペラ助とオタケが目撃する。
ペラ助
「ひぃやぁ〜、大変だペッチャ!」
オタケ
「博士に知らせないといけないわ。ペラ助、戻るわよ。」
ペラ助
「言われなくても戻るペッチャ。」
==>
ペラ助とオタケは、慌てて引き返す。そして博士の所へ戻って来る。
ペラ助
「博士!博士!大変だペッチャ!」
木江田
「どうしたペッチャ。」
ペラ助
「オオムジョウペラ、多数の円盤が西方へ向かって行ったペッチャ!」
木江田
「西方ではコオロッタンが倒れたままじゃ。よし、淳子。」
淳子
「おじいちゃん。」
木江田
「ペラ助とオタケさんと一緒にクワガッタンに乗って、コオロッタンを守りながら敵を攻撃するんじゃ。わしは後からヤゴマリンで向かう。」
淳子
「ええ。」
==>
淳子とオタケとペラ助は、クワガッタンに乗り込む。操縦席に着いた淳子はレバーを引く。
淳子
「行くわよ。」
==>
クワガッタンの背部プロペラが回転し始めて、クワガッタンはゆっくりと上昇する。そしてクワガッタンは進行して行く。そして西方へクワガッタンは飛んで行く。
木江田
「メカブトンの修理どころじゃなくなったわい。わしも行くか。」
==>
木江田はヤゴマリンに乗る。ヤゴマリンも離陸して西方へ向かう。
敵部下A
「赤いクワガタムシが現れました。」
フリー
「戦闘開始だ!」
==>
円盤群は一斉にレーザー光線を発射させる。クワガッタンは全て避ける。
淳子
「こっちも黙ってないわよ!」
==>
淳子は下部のボタンを押す。クワガッタンのクワが、スクリューの様に横に回転する。円盤群は二手に別れて、その一方がクワガッタンの正面から光線攻撃をする。もう一方の円盤群は、クワガッタンの後方へ向かう。正面から飛んで来る円盤群は、クワガッタンが正面から逃がさないように上下左右に動いて、回転させてるクワをぶつける。各円盤は、破壊されていく。円盤の破壊音を、丹平とチョロ坊が聞く。
チョロ坊
「何だ、あの音は?」
丹平
「敵が現れたんだ!チョロ坊、お前はカマキリンに乗って博士達を守るんだ。俺はテントウキを修理して直ぐ向かう。あと一息で修理が終わるんだ。」
チョロ坊
「了解。」
==>
チョロ坊はカマキリンに乗る。カマキリンは飛んで行く。
丹平
「あともうちょっとだ!」
==>
丹平はテントウキの修理を続ける。一方円盤群はクワガッタンの後方へ回り込んでいた。円盤群の後方にはヤゴマリンが現れる。ヤゴマリンは歯車を出して回転させて、一番後方の円盤にぶつける。円盤一機は爆発し、その衝撃で歯車まで破裂する。
木江田
「おお、しもうた!」
==>
クワガッタンは空中でクルっと向きを変えて円盤群へ向かう。円盤群から一斉にレーザー光線が放たれ、その中の2つが、避けながら空中を移動してるクワガッタンの羽根にそれぞれ命中する。二枚の羽根と一緒にクワガッタンは落ちて行く。ヤゴマリンのウィンドウから木江田はそれを見る。
木江田
「淳子!」
==>
クワガッタンはクワを回転させたまま墜落している。
淳子
「キャー!」
==>
クワガッタンのディスプレイから、地面が回転しながら近づいてくる。ペラ助が慌てて操縦桿に止まる。
ペラ助
「こうするペッチャ!」
==>
ペラ助は怖がりながら操縦桿を引く。クルクル回りながら墜落してるクワガッタンが回らなくなり、回りっ放しのクワを下へ向けて、地面にぶつかると同時に穴を掘って、クワガッタンは地中を進行してから地上に再度現れる。
淳子
「ああ、助かったわ!」
ペラ助
「僕もたまには活躍できるペッチャ。」
淳子
「ペラ助、有難う。」
ペラ助
「いえいえ。」
==>
ペラ助は顔を赤くする。オタケが近寄る。
オタケ
「早くどうにかしないと、博士達が危ないわよ。」
ペラ助
「そうだったペッチャ。」
淳子
「ビーチクリンで反撃するわよ!」
==>
淳子・オタケ・ペラ助は、ビーチクリンの絵が描かれてる扉の外へ出て行く。クワガッタン背部から、ビーチクリンが発進する。円盤9機の後へ、ヤゴマリン、カマキリン、ビーチクリンが、それぞれ追走する。円盤群は急に向きを後方へ向けて飛んだが、ヤゴマリンの両翼のミサイル一本ずつにそれぞれ2機が撃墜され、後の2機はカマキリンのカマにそれぞれ捕まる。そして前方へカマキリンは円盤2機を放り投げる。飛んで来た円盤の中の2機に、それぞれぶつかり爆発する。3機の円盤は反転して逃げ出す。後からカマキリン、ヤゴマリン、ビーチクリン、テントウキが、追いかける。カマキリンが後方の2機をカマで捕らえて、両方をぶつけさせる。2機は爆発する。フリーは円盤内のモニターで、それを見る。
フリー
「いよいよわしだけか。一度帰還だ、おっ!」
==>
カマキリンがフリーの円盤を捕らえた。ビーチクリンが尾部の針で円盤に穴を空けて、テントウキが伸ばしたホースをそこへ入れて墨を発射させる。
フリー
「わぁー、前が見えん。助けてくれー、目が痛い!」
==>
ヤゴマリンが棒を出して、墨で一杯になった円盤の穴を棒でフタをする。
フリー
「おえー、ブクブク…。」
丹平
「俺がとどめを刺してやる、これだ!」
==>
テントウキから電線が出されて、その先端が円盤に着く。丹平はボタンを押す。テントウキから強い電流が流れて円盤が感電する。フリーは円盤内で回転しながら暴れる。そして、円盤は爆発する。
丹平
「やったー!」
==>
テントウキ、カマキリン、ヤゴマリン、ビーチクリンは、近くの街の広場にそれぞれ着陸する。テントウキから丹平が、カマキリンからチョロ坊が、ヤゴマリンから木江田が、ビーチクリンから淳子・オタケ・ペラ助が、それぞれ出て来る。そして互いに歩み寄る。木江田は丹平を見る。
木江田
「丹平君は大丈夫の様じゃな。」
丹平
「あんな事でやられる俺じゃないですよ。チョロ坊が来てくれて、テントウキの修理がグンと捗りました。」
木江田
「そうか。」
ペラ助
「僕だって淳子ちゃんとオタケを救ったんだペッチャ。」
木江田
「ここには人は居ないのかのう?」
ペラ助
「あれっ、人の話聞いてないペッチャ。」
木江田
「人の話は聞いとるぞ。ペラ助は人じゃないからな。」
ペラ助
「僕が活躍しても誰も誉めてくれないのかクッチャ…。」
==>
ペラ助は墜落する。一同笑う。
丹平
「博士。この時代の地球人を探しましょう。ボース人の事で何か判るかも知れませんから。」
木江田
「そうじゃ、そうしよう。」
==>
みな、前へそれぞれ歩き出す。
丹平
「誰か居ませんか!」
木江田
「どなたかいらっしゃらぬか?」
チョロ坊
「誰も居ないの!」
==>
みな、前へそれぞれ歩き出している。周囲の建物の明かりが次々と点灯してくる。そして一番手前の家の扉から、光線銃を持った男が突然現れる。一同驚く。淳子はそっと逃げる。

「お前達は外人だな。」
木江田
「我々は怪しい者ではない。光線銃はこっちに向けないで下され。」

「じゃぁ、何者だ!そのコスチュームからして只者とはとても思えん。」
木江田
「我々は過去の日本から来た者で、地球の未来を狙うボース人を倒す目的で、”タイム・ボカン”と言う我々が開発したメカで旅をしておるのじゃ。」

「”タイム・ボカン”?それは何だ?」
丹平
「地球の過去や未来に自由にタイム・トラベルできるマシーンですよ。俺達の後ろにあるあのメカを搭載した本体ですよ。」
==>
男は後方の昆虫メカを見る。それで、構えていた光線銃を下げる。

「敵では無かったのか?疑って悪かった。」
丹平
「いんですよ、おじさん。」

「我が合衆国大統領ダッシュは、さっきボース人に攫われたと緊急ニュースで報じていたんだ。その矢先に突然攻撃を受けたんだ。最初は100機が襲来したと報じていたが、どうやら大半がどこかへ行ったらしい。」
オタケ
「それであなたは過去にメッセージを送ったんですね?」

「いや、俺ではない。この辺りの人間ではないよ。応戦する事と非難する事で頭が一杯になり、気が付いた頃には敵が居なくなっていたんだ。過去にメッセージなんか送る人なんか居ないよ。」
木江田
「2000年後のサンフランシスコと言いここと言い、誰かが我々の居る過去へメッセージを送ってる筈じゃが、送信者が一体どなたなんじゃか判らないのじゃよ。ただ、行く先にボース人達に毎回出くわすから、恐らく地球の各未来の状況が判る人物がやった筈じゃ。」

「そうだったんですか…。俺には判りませんが、とにかく敵を追っ払って頂いた様で、どうも有り難う御座いました。」
==>
クワガッタンが近づいてくる。男は、木江田達の後方からこちらへ走行してくるクワガッタンを見る。

「うむ、何者だ?」
丹平
「これが”タイム・ボカン”ですよ。」

「これが…。」
==>
男は背部の羽根が無いクワガッタンを見上げる。ウィンドウが開いて淳子が出て来る。
木江田
「わしの孫娘の淳子じゃよ。」

「さっき光線銃を向けた時に、そっと逃げた子ですね。判ってて逃がしたんだ。さっきは悪かった。」
淳子
「私、おじいちゃんに死なれたくなかったの。それで…。」

「そんな事はもういいよ。それより、助けてもらって何も出来なくて、申し訳ない。」
丹平
「博士、もう一度出直しですね。ボカンの修理を始めましょう。」

「修理?あっ、俺の知り合いで技術関係に詳しい人が居るから、その人を紹介するよ。」
木江田
「それは助かる。有難う。」
==>
男と木江田は手を握り合う。丹平達も集まる。
ナレーター
「ボース人は何が目的で地球の未来ばかりを狙うのかは相変わらず不明だったけれど、きっと丹平君達なら必ず判る日が来るよね。僕もナレーターの仕事に、だいぶ慣れーた。っと、つまんなかった?気まずくなる前にさよなら…。」


1人の脱落者も出てない在宅ビジネス:「チーム・サプライズ」

確実に収入をつみあげていく在宅ビジネスはいかがですか?
新規参加者にも堅実収入があり、ダウンさんの獲得が全く無くても、収入は発生します。

このビジネスはHPやツール等が用意されていますので、それらの利用だけでとても簡単です。

スピルオーバーと言う,
アップさんの活動により参加された方が次々にダウンさんとして配置される
システムを導入しているので、ポイントが積みあがっていきます。
ポイントを上げる為の無理なお買い物も必要御座いません。

みんなで協力して収入を上げていくこのビジネスは、お互いを家族と思って助け合っていくビジネスで御座います。
ご自分のパソコンをお持ちでインタネーットのできる方であれば、どなたでも始められます。

宣伝社がついていますので、パソコン初心者の方でも宣伝が容易にできます。

好きな時間にできるお仕事…私達と一緒にお仕事をしたいと言う参加者を、募集致します。

http://sokusae.com/m/02280625/0228062536p.htm?prog

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【ショパール】CHOPARDの腕時計・リング・ネックレス
ショパールは19世紀(1860年)スイスに誕生した伝統ある時計・宝飾ブランドです。 ...続きを見る
ショパール
2006/12/07 22:09
◆最新インフォカート売れ筋ベスト100!!
今年も残り少なくなってきましたが、即効性のあるボーナス確保のために、また来年に備えて稼ぎの仕組みを仕込みませんか?情報商材売れ筋ベスト100をリストアップしました。 ...続きを見る
◆どんな情報商材が売れ筋か
2006/12/08 01:38

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
★第二話:「ボカン4、テスト発進だペッチャ(前編)」 新タイム・ボカン/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる