新タイム・ボカン

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zoom RSS ★第十一話:「3つ巴の戦いだペッチャ」

<<   作成日時 : 2007/01/14 22:07   >>

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画像「ナレーター」
   「丹平君達は毎度のマージョ達の挑戦を打ち破って、やっと再び幸せの日々を過ごそうとしていた。しかしそこへ、友田博士が緊急事態を知らせに来たのだった。」

「友田」
   「ボース星から来たボース人が、地球の未来のあちこちの時代に現れては容赦なく攻撃を仕掛けてくるそうなのじゃ。」

「ナレーター」
   「それは、友田博士がタイム・ボカンの行った先で、マージョ達との戦闘で歴史が変わってるかどうかを確認させる為に、友田博士が小型メカを各時代へ送って、そのメカが帰って来た事がきっかけで判明した地球の未来の事件であった。ボース軍の攻撃の強さに驚いた木江田博士達は、ボース軍に対抗させるべくタイム・ボカン1(ワン)、2(ツゥー)、3(スリー)の機能を全て備え持つ、タイム・ボカン4(フォー)、タイム・コオロッタンの開発を始めたのだった。しかし途中で1つの問題にぶつかった。タイム・コオロッタンには4脚の先端にタイヤが取り付けられたが、ボディーの中央部に集まる重心を支えきる事が出来ず、急遽、前脚と同じ物が中脚として取り付けられる事になった。原因は体重が支え切れない事と、ドタバッタンに取り付けられてる”健脚エンジン”の開発が出来なかった事であった。ドタバッタンを分解する訳にもいかず、臨時にクワガッタンと同じ”脚移動エンジン”を取り付けて、2500年後のニューヨークへ向け、テスト発進したのだった。」

「==>」
   コオロッタンは、タイム・トンネル内を高速で移動して行く。そして横倒しで出現する。

「ナレーター」
   「タイム・コオロッタンはテスト発進そのものには成功した。しかしタイム・トンネルからの着陸に失敗して、同行したタイム・ボカン1(ワン)・メカブトンを苦しめてしまった。コオロッタンのサブメカの戦闘偵察機カマキリンの活躍でかろうじて凌いだが、コオロッタンがタイム・マシーンとしてまだ未完成である事を浮き彫りにしてしまった。2500年後のこの時代でボース軍の被害者の一人の男の紹介で、現地の科学者と技術者に会う事になり、早速メカブトン、クワガッタン、そしてコオロッタンの修理が始められた。また、コオロッタンに臨時で取り付けられていた脚移動エンジンをより協力にする為、”コスモ・スーパー・サポーティング・チャージャー”が取り付けられて、後脚を動かす装置にはキュード博士らにより改良が加えられて、遂にコオロッタンは飛行ポーズが取れるようになった。」

「==>」
   コオロッタンが飛行テストをする。走行して後脚を真っ直ぐ後方へ伸ばして、主翼と背翼を展開させて飛び立つ。

「ナレーター」
   「飛行テストに成功したコオロッタンは、早速恐るべき力を披露したのだった。飛行速度が早く、逃げるボース軍の円盤を後方から体当たりし、ミサイル発射も正確だった。そして丹平君達の操縦していたメカブトンの危機をも救い、大変な活躍を見せつけたのだった。メイン操縦士も務められるキュード博士がボカンチームに加わり、研究所に帰還したのだった。しかし、コオロッタンはまたしてもタイム・トンネルからの着陸に失敗し、乗組員は気を失った。”タイム・ボカンはどんな危険な場所に遭遇するか判らない…”、木江田博士の決断は、ボカン4(フォー)を今後発進させないという非常に辛い決断だった。しかしキュード博士の”コオロッタン欠陥発見用テストマシーン試作開発提案”で、タイム・ペシャーンを開発する事になった。木江田博士一行は、早速テストマシーンのタイム・ペシャーンとコンピューターが選んだメカブトンとクワガッタンで、2850年後のシドニーへ発進した。」

「==>」
   タイム・ペシャーンがタイム・トンネルを進行して行く。そして地上にタイム・ペシャーンが現れる。

「ナレーター」
   「タイム・ペシャーンのテスト発進が成功した事でコオロッタンの欠陥が表に出てきたが、実はここはボース軍の基地が有る時代だったのだ。メカブトンはあっけなく撃墜され、ボース軍の壺型の空母要塞が現れて、ボース軍の円盤の大編隊が出撃して来たのだった。クワガッタンが撃墜されたメカブトンを抱えて逃げ、タイム・ペシャーンはクワガッタンが逃げられる時間稼ぎに応戦をしたが、所詮戦力が違い過ぎて逃げるハメになり、タイム・ペシャーンまでもが撃墜されてしまったのだ。唯一残ったクワガッタンは危機を何度も乗り越えて、メカブトンとタイム・ペシャーンの乗組員を救い出して、ボース軍第三基地を見事に攻略・退けた。そして大破したメカブトンを抱えたまま、帰路に着いていた。」

「==>」
   タイム・トンネル内を、メカブトンを抱えたクワガッタンが進行して行く。そして研究所に、メカブトンを挟んでおんぶされてる様なクワガッタンが、爆発音と共に現れる。

「ナレーター」
   「木江田チームはメカブトンの修理と同時進行で、友田博士も加えてタイム・コオロッタンの改良を始めた。馬力を出す為に取り付けられたロケットブースター連動作用の点検をするうちに、馬力を出す為の増幅装置が、コオロッタンがタイム・トンネル内の進行時にも連動してしまって、コオロッタンの体制を大きく崩している事が明白になった。そこでその問題を解決させる為に、キュード博士が開発した”オート・メカニカル・モード・チェンジング・オペレーション・マシーン”が取り付けられて、コオロッタン自体がタイム・トンネル内か否かを自動判別できる様にさせたつもりだった。」

「==>」
   コオロッタンの改造作業を木江田一行がそれぞれ行っている。

「ナレーター」
   「2222年後のドイツに向けての、再完成させたコオロッタンのテスト発進は成功した。しかし、コオロッタンに取り付けられた”オート・メカニカル・モード・チェンジング・オペレーション・マシーン”が上手く作動せず、コオロッタンは動けなくなってしまった。西岸の大きな工場で謎の男シャンペンと出会い、ボース軍の目的が判明できた上に、”タイム・スライド・エリア”で複製ドタバッタンを完成させて、待望のその複製ドタバッタンの健脚エンジンが遂にコオロッタンに取り付けられた。歓喜したボカンチームだったが、コオロッタンはテスト発進で暴走を起こしてしまった。破損も被り、動けなくなった上に、コオロッタンからニゲゼミンで脱出したボカンチームに、空が見えなくなるほどのボース軍の大編隊が攻めて来たのだった。」

「==>」
   背翼を損傷したニゲゼミンは墜落する様に下降していく。

「ナレーター」
   「コオロッタンからニゲゼミンで脱出した木江田一行はそれぞれメカブトン、ドタバッタン、クワガッタンに乗って応戦した。しかし戦力が全然違い、ボカンチームは危機に追いやられていった。そんな中、独り単独行動を取ってコオロッタンの修理をしていたキュード博士は、途中から加わった木江田博士の助力でコオロッタンを修理させて、コオロッタンで出撃した。ボース軍の本拠地をクワガッタンが破壊したが、基地から現れた”ヘ垂れん要塞”の攻撃で倒されてしまい、そこへコオロッタンが援護に飛んで来た。コオロッタンはまたしても恐るべき力を披露したのだった。正確なミサイル攻撃に加え、円盤群への連続体当たり攻撃、要塞を墜落させられる体当たりのパワー、円盤群からの攻撃を全く受けなかったスピード、全て格段の違いでとうとうボース軍を全滅させてしまったのだった。謎の男シャンペンがボース星人で有る事が判り、ボカンチームに参加する事となったんだよ。」

「==>」
   シャンペン教授は牽引台車を集めて、コオロッタンが暴走して破壊させてしまった工場へ、メカブトン、ドタバッタン、クワガッタンをそれぞれ移動させる。

「ナレーター」
   「損傷を被ったタイム・ボカンはシャンペン教授の助力で修理を終えて研究所へ一同は帰った。しかし不思議な事に、地球勤務に降格された筈のシャンペン教授は、どういう訳かボース軍の機密事項の書類を持っていた。それでキュード博士はシャンペン教授に疑問を持ったが、木江田一行は全くその疑問に気が付かないまま、12345年の香港へタイム・トラベルした。そこで見た物は、昆虫人が住んでいた様に見える、爆撃等を被った場所であった。しかもそこへ、どういう訳かドタバッタンが現れて、いきなりドタバッタン同士の対戦が始まってしまった。敵味方の区別が木江田に出来なかった事に付け込まれて、木江田博士のドタバッタンは損傷してしまう。メカブトンが助け出そうとした時に、コオロッタンに乗り合わせていたシャンペン教授がキュード博士に気を失わせて、タイム・ボカン4(フォー)・コオロッタンを奪ってメカブトンを襲ってしまったのであった。シャンペン教授はボカンチームの味方では無かったのだった。しかし今更気付いた所で、シャンペン教授の裏切りに会いコオロッタンまで奪われてしまって、メカブトンは大破、ドタバッタンは行動不能となった。ボカンチームは絶体絶命になってしまったのだった。」

「==>」
   飛行中のコオロッタンからミサイルが二発発射されて、横転しているドタバッタンの胴体にそれぞれ命中する。ドタバッタンはミサイル攻撃で胴体が千切れてしまう。

「ナレーター」
   「シャンペン教授はボース軍の連合統長ボースを倒すのが本当の目的だった。地球の事はどうでもよくて、降格された為に二度と妻子と共に生活できなくされていた事への復讐をしたかったのだった。しかしシャンペン教授の打倒ボースの情報は既にボースに知られていて、シャンペン教授は暗殺されてしまったのだった。コオロッタンも墜落事故で大破して、キュードの取り計らいでかろうじて木江田チームは最悪の事態を回避でき、タイム・ボカンの修理に着手できたのだった。」

「==>」
   工場内でメカブトンの修理が行われている。

「ナレーター」
   「キュード博士は最初からシャンペン教授の本心を察知していたので、騙されてるふりをして、何としてでも12345年の香港のこの工場へ侵入したいと計画していたのだった。工場へ入れたキュード博士は、ボース軍オリジナル技術の”タイム・スライド・エリア”のシステムを破壊させて、複製その物が出来ないように取り組ませる様リンドン博士らに一任させて、予め送っていたタイム・ペシャーンの資料でリンドン教授らにタイム・ペシャーンを製造させて、遂に工場に、タイム・ペシャーンで仲間のリンドン博士らを呼ぶ事ができ、”タイム・スライド・エリア”の破壊装置(ブロゥクンーシステム)にやっと着手できる様になったのだった。」

「==>」
   キュードと友田はドタバッタンの修理を始めている。

「ナレーター」
   「一方丹平君達は負傷した淳子ちゃんと木江田博士をクワガッタンで帰還させた後に、キュード博士と合流する為に再発進させたのだった。12345年のその工場で合流できた丹平君達は、キュード博士の協力で、完成させたメカブトン、ドタバッタンに続きコオロッタンの復元修理を済ませ、”タイム・スライド・エリア”のブロゥクンーシステムをリンドン博士チームに一任させて、研究所に全タイム・ボカンで一時帰還したのだった。タイム・ボカンの整備と若干の改造を施した後、コンピューターが選んだドタバッタンとコオロッタンで、ボカンチームは9999年の世界へ向けて、待望の昆虫人世界へ発進したのだった。しかしコオロッタンのタイム・トンネルからの着陸の衝撃で先に到着していたドタバッタンが故障してしまい、その最悪なタイミングで、ドクタードタバッタンに乗った昆虫人達と遭い、疑われてボカンチームの半数が捕らえられてしまったのだった。」

「丹平」
   「俺達は敵じゃないんだよ!何で判んないんだよ!」

「昆虫人@」
   「ボース星人の助力で完成させたあのタイム・マシーンが、お前達が敵である動かぬ証拠だ。さあ、おとなしくしろ!ドタバッタンとあのメカを没収しろ!」

「昆虫人C」
   「了解。そこの鳥二匹、早くドタバッタンの乗車口を開けろ!早く開けるんだ!」

「==>」
   ペラ助もオタケも抱き合って操縦室から出て来れない。丹平は友田とキュードを見る。キュードは頷く。丹平は捕まえてる昆虫人を振り解き、ドクタードタバッタンから飛び降りる。そしてドタバッタンに向かって走る。

「丹平」
   「ペラ助、オタケさん。ドタバッタンから出るんだ!早く出てくれ!」

「ペラ助」
   「出ろと言っても怖くて出れないペッチャ。」

「オタケ」
   「あたし怖い…出れないわ。」

「==>」
   ペラ助とオタケは出ようとしない。丹平は昆虫人Cに捕まってしまう。丹平は叫ぶ。

「丹平」
   「ペラ助、オタケさん、いいから出るんだ!昆虫人は俺達の敵じゃ無いんだぞ!早く出るんだ!」

「==>」
   ペラ助とオタケは顔を見合わせる。

「オタケ」
   「丹平さんを信じましょう。怖いけど信じましょう。」

「ペラ助」
   「それしか無さそうだペッチャ。出るペッチャ。」

「==>」
   ドタバッタンの扉が開いてペラ助とオタケが出て来る。昆虫人Cはドタバッタンに乗車する。ペラ助とオタケは丹平の傍に飛んで来る。

「丹平」
   「コオロッタンに乗るよ。早く!」

「==>」
   丹平とペラ助とオタケは、コオロッタンに乗車する。昆虫人@はキュードの方を向く。

「昆虫人@」
   「我々を攻撃するんだな!許さん!この者をドクタードタバッタンに乗せて、あのメカを攻撃するのだ!そのドタバッタンは改良型だ。ドタバッタンでそのメカを攻撃するのだ!」

「昆虫人C」
   「了解!しかしこんな所が出入り口だったとは…うむ?これでは余り良く判らん。」

「==>」
   昆虫人Cはドタバッタンから下車する。そしてドクタードタバッタンの背部ドームまで飛んで来る。

「昆虫人C」
   「あのドタバッタンは操縦の改良がされていて、発進方法が我々のドタバッタンとちょっと違っている。操作方法があれでは判らん。」

「昆虫人@」
   「何だと…」

「キュード」
   「なんなら貴方方と一緒にわしがドタバッタンの発進を行いたいが、如何じゃろうか?」

「昆虫人@」
   「何を目論んでるんだ!我々にそんな事で利用できるとでも思っているのか!」

「キュード」
   「わしはあんたらの仲間じゃ!同じ地球人じゃないか!何故わしらの気持ちが判らんのじゃ!」

「昆虫人@」
   「では我々が納得できる説明をしてもらおう。あのトノサマバッタのメカを、どうして完成させられたのだ。さあ、説明してみろ!」

「キュード」
   「トノサマバッタ!?あれは違う!あれはコオロッタンと言ってエンマコオロギの形をしたタイム・ボカンじゃ。」

「昆虫人@」
   「うむぅ…バカめ!エンマコオロギがメイン・マシーンになる訳が無いだろう!エンマコオロギは空も飛べないんだぞ。あのメカにはあの通り主翼が胴体に格納されてるメカだ。何故あえてエンマコオロギをメイン・マシーンにしたのだ!そんな筈は無い!」

「キュード」
   「そうか。貴方方の戦闘マシーンは、トノサマバッタ型のマシーンなのか?」

「昆虫人@」
   「そうだ!我々を攻撃する為に現れた立派な証拠だ!」

「キュード」
   「もう一度あのコオロッタンを見よ。あれがトノサマバッタに見えるか!あれは未完成のままのコオロッタンと言うタイム・マシーンなんじゃよ。貴方方が開発された”健脚エンジン”の開発がどうしても解明できず、貴方方の協力を得てボース軍に対抗したいのじゃ。あのコオロッタンはまだ未完成で、飛び跳ねる事も駆け足もできんのじゃ。協力をお願いしたいんじゃ!」

「昆虫人@」
   「そうか。バカな奴だ、お前は。我々に協力してもらいたいのなら、何故健脚エンジンが搭載されてるんじゃ。偽って我々を騙そうなんて、そうはさせん。こいつらを逮捕して牢屋に放り込め。トノサマバッタン出撃だ!」

「キュード」
   「偽ってはいない!偽りじゃ無いんじゃ!」

「昆虫人@」
   「うるさい!」

「==>」
   昆虫人達は、キュードと木江田の両腕を後に回して、ゴム手錠をかける。そして昆虫人達は、キュードらと共にドクタードタバッタンに乗車する。ドクタードタバッタンの噴射口から噴射させて、ドクタードタバッタンはジャンプして、そのまま飛行して行く。コオロッタンの操縦室のモニターに、飛行して行くドクタードタバッタンが映る。

「チョロ坊」
   「あぁっ!奴らのドタバッタンが飛んでいくよ!」

「丹平」
   「そうはさせるか!ボカン4(フォー)発進!」

「==>」
   丹平はレバーを引く。コオロッタンの噴射口から噴射して、コオロッタンは地上を前進する。そして後脚を後方へ伸ばして4枚の主翼と背翼を展開させて、離陸する。コオロッタンはドクタードタバッタンに追い付いて行く。しかし、ドクタードタバッタンの逃げる方向から、20機のトノサマバッタンが飛んで来る。コオロッタンの操縦室のモニターに、それらが映し出される。

「ペラ助」
   「あっ!バッタメカが向かって来るペッチャ!」

「オタケ」
   「あたし達は昆虫人と戦わなければいけないの?」

「丹平」
   「それだけは避けたい!どうしたらいいんだ…っく,よし、逃げよう。攻める訳にはいかない。」

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん、逃げるの?」

「丹平」
   「ただ逃げているだけでは何にもならないけれど、攻める事だけはできないだろう!チョロ坊、キュード博士が改良された後方監視モニターを作動させて、後方からの攻撃に備えるんだ!」

「チョロ坊」
   「判った!よーし!」

「==>」
   丹平はレバーを引く。コオロッタンは反転して逃げる。後方からトノサマバッタメカが、一斉に追尾して来る。そしてミサイルを各自発射して来る。コオロッタンはそれらのミサイルを、左右上下に移動させて避け切る。コオロッタンは加速して、後方のトノサマバッタメカとの距離を引き離す。トノサマバッタメカの操縦室のモニターで、コオロッタンが引き離していくのを確認する。そこの昆虫人は驚く。

「昆虫人D」
   「何だあのメカは!早すぎる…全トノサマバッタンよ、ミサイルが尽きるまで連続一斉攻撃だ!」

「==>」
   トノサマバッタメカから多数のミサイルが連射される。コオロッタンはドンドン引き離して行って、急旋回する。ミサイル群全てをかわし切る。突然目の前に、表面が毛深い人間の胴体(手足無し)とハゲ頭の姿の要塞が現れる。丹平達はコオロッタンの操縦室のモニターで、それを見る。

「丹平」
   「なっ、何だあれは!」

「オタケ」
   「ボース軍の要塞よ。」

「==>」
   突っ込んで来るコオロッタンを、毛むくじゃら要塞の窓際でケムクジャランは見る。

「ケムクジャラン」
   「フッフッフッフ…早速料理してやろう。円盤発進!」

「==>」
   毛むくじゃら要塞の下部から円盤群がそれぞれ発進してくる。コオロッタンは右へ大きく旋回して、毛むくじゃら要塞から逃げる。円盤群から昆虫人のトノサマバッタメカにレーザー光線攻撃をして来る。トノサマバッタメカは、次々に撃墜されていく。トノサマバッタメカは全ての砲弾を使い切ってしまっているので全く円盤群への攻撃ができず、遂に全滅してしまう。コオロッタンの操縦室のモニターで、トノサマバッタメカが全滅していったのを、チョロ坊は見ていた。

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん!昆虫人達は何の抵抗もしないまま全部打ち落とされちゃったよ。」

「丹平」
   「えっ!そうか、砲弾が尽きたんだ。よし、敵と交戦だ!行くぞーっ!」

「==>」
   丹平はレバーを引く。コオロッタンは左に大きく旋回して、ミサイルを円盤群に向けて連続発射させる。各円盤に次々と命中していき、円盤はことごとく撃墜されて行く。コオロッタンは右に旋回して、ミサイルを連続発射させる。飛んで来る円盤に次々と命中して行く。一方ケムクジャランは、モニターで戦況を見ていた。

「ケムクジャラン」
   「何だあのメカは…昆虫人のメカとはどうも違う様だな。よし、爆雷攻撃を見舞ってやろう。毛むくじゃら爆雷の雨を降らせるのだ!」

「==>」
   毛むくじゃら要塞の頭上から、毛むくじゃらの爆雷が一度に大量に発射される。コオロッタンのモニターがそれを映し出す。丹平、チョロ坊、ペラ助、オタケは驚く。

「オタケ」
   「キャーっ、もう避け切れないわ!」

「ペラ助」
   「やられるペッチャ!避け切れないペッチャ!」

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん!」

「丹平」
   「しまった!急旋回だ!」

「==>」
   コオロッタンは急旋回して下方へ潜り込もうとする。しかし上方から大量の爆雷が落ちて来る。コオロッタンは要塞の後方へ潜り込んで、かろうじて命中を避けられる。

「丹平」
   「危なかった!」

「==>」
   爆雷は下方に落ちて行かず、方向を上方に向けて浮上してくる。コオロッタンのモニターがそれを捕らえる。

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん!爆雷が浮上して来るよ!」

「丹平」
   「ええっ!何だって!」

「==>」
   丹平はモニターを見る。モニターには、爆雷が浮上してコオロッタンに近づいて来るのが見れる。

「丹平」
   「くそっ!追尾型爆雷だ!あれは撃墜しなければ永遠に攻撃して来る爆雷だ!」

「ペラ助」
   「どうすればいいペッチャ!逃れられないペッチャ!」

「オタケ」
   「あたし達もう終わりなの?」

「丹平」
   「よし!もうこうなったら最後の手段だ!」

「ペラ助」
   「何か方法が有るペッチャ!?」

「丹平」
   「捨て身の攻撃だ。これにかけるしかもう、他に無い。」

「チョロ坊」
   「丹平ちゃんどうするの?」

「丹平」
   「爆雷に突っ込んで行って、稲妻電流攻撃で一気に壊滅させるしか、他にこの局面から脱出する手はもう無い。行くぞ!」

「==>」
   丹平はレバーを引く。コオロッタンは多数の爆雷の方向へ飛行して、前方上部の触覚の先端から、稲妻電気を巻き散らかす。爆雷に尽く命中して、それら全てを爆発させるが、一発だけコオロッタンの右の背翼に命中して、右の背翼が損傷する。コオロッタンはふら付きながら減速飛行する。

「丹平」
   「しまった!右舷背翼がやられた!高速飛行はもう無理だ!」

「==>」
   コオロッタンは不安定な飛行をしながら高度を下げて行く。ケムクジャランはモニターでそれを見ていた。

「ケムクジャラン」
   「フッフッフッフ…最大出力飛行があれでもう、できなくなったな。よし、とどめを刺してやろう。毛むくじゃら攻撃開始!無駄毛爆弾発射!」

「==>」
   毛むくじゃら要塞の表面の毛が、一度にコオロッタンに向けて発射される。そしてコオロッタンの上方から迫って来る。そしてコオロッタンに着弾爆発して行き、コオロッタンの各所が次々と破損して行く。3枚の主翼も破損して、コオロッタンは遂に地面に墜落・転倒する。丹平は操縦席から飛ばされる。そして顔から血が流れて来る。丹平は起き上がる。

「丹平」
   「クッ、みんな大丈夫か!」

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん大丈夫?僕は大丈夫だよ。」

「==>」
   チョロ坊の右腕が破損して取れてしまっている。チョロ坊の片腕は、操縦室の隅に投げ出されている。ペラ助とオタケは気を失っている。

「丹平」
   「チョロ坊!腕が…今直してやるからな。」

「チョロ坊」
   「でも丹平ちゃん、血が流れてるよ。」

「丹平」
   「俺は大丈夫だ。今直してやるからな。ウッ、…こんな事で…」

「==>」
   丹平はお腹を押さえる。丹平は腹も負傷している。コスチュームが腹の所も血で赤く染まっている。チョロ坊はそれを見る。

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん、腹からも血が流れてるよ。僕が何とかするよ、丹平ちゃん。」

「丹平」
   「おっ、おぉっ、俺は大丈夫だ。俺が…俺がこんな事で…」

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん。無理しちゃダメだよ!」

「==>」
   丹平はその場で崩れる様に倒れてしまう。チョロ坊は倒れてる丹平に寄り添う。

「チョロ坊」
   「丹平ちゃん!丹平ちゃん!丹平ちゃん!…」

「==>」
   丹平はその場で意識を失ってしまう。ペラ助もオタケも頭から血が流れている。そこへ、円盤群が墜落しているコオロッタンに、上空からレーザー光線攻撃をして来る。コオロッタンの六脚や主翼背翼、操縦室上方等に全弾命中する。コオロッタンは破壊されて行く。爆発の衝撃で、唯一気を失っていないチョロ坊は、震える。

「チョロ坊」
   「もう、これまでだ…丹平ちゃん、オタケさん、ペラ助…楽しかったよ。僕は幸せだったんだ…有難う…木江田博士、淳子ちゃん、キュード博士…僕は嬉しかった…」

「==>」
   円盤からの攻撃で、爆発音がする。しかし、コオロッタンへの攻撃がぴたっと止まる。チョロ坊はコオロッタンの操縦室で泣き続ける。一方その現場には、木江田博士と淳子が乗ってるメカブトンが、ボース軍の円盤軍と戦闘を始めていた。メカブトンはミサイル攻撃で円盤軍を打ち落としていった。そして、メカブトンの操縦室のモニターが、撃墜されたコオロッタンを映し出す。

「木江田」
   「おおっ!コオロッタンが打ち落とされたのか!?」

「==>」
   メカブトンの操縦室のモニターが、乗車口を開けたままのドタバッタンも映し出す。

「木江田」
   「ドタバッタンじゃ。一体何が有ったんじゃ。」

「==>」
   メカブトンは右に旋回して、残った円盤軍に向けてミサイル攻撃をする。円盤は全て撃墜される。ケムクジャランは、窓越しでそれを見ていた。

「ケムクジャラン」
   「あんなメカも有ったのか?明らかに昆虫人とは違う敵の出現だ。よし、これでとどめを刺してやる。超大型追尾ミサイル発射だ!」

「==>」
   毛むくじゃらん下部から大きな塔状のミサイルが下方へ発射されて、それは急上昇をしてメカブトンに向かって飛んで来る。メカブトンのモニターがそれを映し出す。

「木江田」
   「おおぉっ!ボカンよりも大きなミサイルじゃ。」


「淳子」
   「おじいちゃん!もう、ミサイルの砲弾が無いわ!」

「木江田」
   「何!よし、もうこれしか無い。」

「==>」
   木江田はボタンを押す。メカブトンの角が切り離されて、その巨大なミサイルに向かって飛んで行く。そして命中して大爆発が起きる。ケムクジャランはそれを見る。

「ケムクジャラン」
   「フフフフフ…砲弾が尽きたか。あははははは…このケムクジャラン様の体当たり攻撃で、二度と帰れなくさせてやろう。毛むくじゃらん発進!」

「==>」
   毛むくじゃらんの背部発射口が噴射されて、毛むくじゃらんはメカブトンに向かって来る。モニターで見ていた木江田と淳子は驚く。

「木江田」
   「体当たり攻撃か!淳子、逃げるぞ。」

「==>」
   木江田はレバーを引く。メカブトンは反転して逃げる。しかし、要塞毛むくじゃらんに少しずつ追いつかれて行く。淳子はモニターを見る。要塞が徐々に迫って来る。

「淳子」
   「おじいちゃん!敵の要塞が迫ってくるわ!」

「木江田」
   「これ以上の出力はもうできん!」

「==>」
   毛むくじゃらんは徐々にメカブトンとの差を詰めて行く。メカブトンのモニターには、迫って来る要塞が映し出されている。そして、とうとう飛行中のメカブトンの背後に迫って来る。

「淳子」
   「おじいちゃん!もう間に合わないわ!」

「木江田」
   「もう、これまでか…」

「==>」
   毛むくじゃらんはメカブトンの真後ろに迫る。木江田と淳子は目を閉じる。直後に大きな爆発音と共に爆発の衝撃でメカブトンはぐらつく。

「淳子」
   「キャーッ!」

「木江田」
   「何じゃ今のは…」

「==>」
   メカブトンのモニターに、トノサマバッタンが飛行しているのが見える。そしてそのトノサマバッタンは飛行しながら要塞毛むくじゃらんにミサイル攻撃を行う。ミサイルが全弾命中して、要塞毛むくじゃらんは少しずつ損傷して行く。

「木江田」
   「昆虫人が…昆虫人が我々を援護して下さってるぞ。」

「淳子」
   「ほんとだわ…」

「==>」
   トノサマバッタンは左に旋回してミサイルを連続発射させる。要塞毛むくじゃらんに全て命中して、遂に毛むくじゃらんは大破大爆発を起こす。

「ケムクジャラン」
   「煙いクジャラー…」

「==>」
   要塞は四散して行く。メカブトンは地上に着陸する。そこへ、トノサマバッタンも着陸する。木江田と淳子はメカブトンから下車する。トノサマバッタンの背部ドームから、昆虫人3人とキュード、友田が現れる。

「木江田」
   「友田博士、キュード博士。昆虫人の方々。有難う。」

「昆虫人@」
   「我々はお前達を仲間だとは思わない。お前達は地球の環境を破壊させて地球の本来の生態系をもさんざん壊して、何種類もの動物や昆虫達をも絶滅させて来たんだからな。お前達人類の様な低能力のバカ者達と一緒になる事も同盟を組む事も我々は望まん。だが、愚かな過去の人間達にも少しはマシな奴らも居た事だけは認めてやる。この二人はお前達に返してやろう。それと、あのコオロギメカの修理とお前達の仲間の怪我の手当てと、お前達が望んでいる”健脚エンジン”の設計図とそのサンプル品の提供のみ我々は許可してやろう。但し、それ以上のお前達への協力は一切しない。判ったな!」

「木江田」
   「昆虫人の皆様、本当にどうも有難う御座います。わしらは必ずボース軍を追い払う。御協力には大変感謝する。有難う。」

「昆虫人@」
   「怪我人を救い出してやれ。」

「昆虫人A・B」
   「了解。」

「==>」
   昆虫人AとBは、コオロッタンに向かって飛んで行く。木江田と淳子も走って行く。そして、破損・転倒しているコオロッタンから、負傷している丹平、ペラ助、オタケと、破損を被っているチョロ坊が、昆虫人達と木江田・淳子によって救出されて行く。淳子は、腹部と頭部を負傷している丹平に声をかける。


「淳子」
   「丹平ちゃん…死なないで…」

「==>」
   丹平はペラ助とオタケ同様気を失っている。淳子は泣き出す。

「昆虫人@」
   「その程度なら我々の技術でどうにでもなる。心配するな。」

「淳子」
   「有難う。昆虫人さん…」

「ナレーター」
   「こうして、やっと昆虫人達と最低限度の和解ができたよねぇ。丹平君が重症っぽくて気になるけれども未来は明るくなったよね。昆虫人達の協力で負傷者の手当てが始まり、故障したドタバッタンと撃墜されたコオロッタンの修理作業に入り、コオロッタンにはとうとう”健脚エンジン”が全ての脚に取り付けられようとしている。丹平君頑張れ!コオロッタン頑張れ!みんな頑張れ!ボース軍を完全に追い払う事は、いよいよ現実の物になって来たよね!さあ、これからボカンチームはどうなるだろう。次のお楽しみだよ。それじゃ、サイナラ、サイナラ、サイナラ…」


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