新タイム・ボカン

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zoom RSS ★第十二話:「健脚エンジンの秘密だペッチャ」

<<   作成日時 : 2007/01/20 23:09  

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画像「ナレーター」
   「丹平君達は9999年の北極で、やっと昆虫人に遭えた。しかし昆虫人からは侵略者扱いされてしまい、キュード博士と友田博士が捕虜として捕まってしまった。故障したドタバッタンを置いてコオロッタンで捕虜にされていた2人を追跡したが、昆虫人世界の戦闘マシーンであるトノサマバッタンが出撃してきた為、攻撃できずにコオロッタンは後退を余儀なくされてしまった。その逃げ道にボース軍の要塞毛むくじゃらんが出現して、無駄毛爆弾攻撃にコオロッタンは敗北してしまったのだった。援護に駆けつけた木江田博士も窮地に追いやれたが、何と、昆虫人の助力をもらって最大の危機はかろうじて逃れたのだった。昆虫人は人間が非常に愚かな動物だからと協力や同盟を拒んだものの、最低限度の助力を許してくれたのだった。そして、人間に対しての昆虫人達の考えも明らかになったのであった。」

「昆虫人@の再現」
   「お前達は地球の環境を破壊させて地球の本来の生態系をもさんざん壊して、何種類もの動物や昆虫達をも絶滅させて来たんだからな。お前達人類の様な低能力のバカ者達と一緒になる事も同盟を組む事も我々は望まん。だが、愚かな過去の人間達にも少しはマシな奴らも居た事だけは認めてやる。」

「ナレーター」
   「それは、木江田博士ら一向に対しての”誤解”では無く、地球人がこれまでに地球の環境破壊や動物・昆虫・植物等の生態系を崩して多種の絶滅までさせた事に対する怒りを持っていた事だった。しかし昆虫人達は、果敢にボース軍に対抗しようとする木江田博士一向に、地球の未来を守ってくれるだろうと言う、かすかな望みを賭けてくれたのだった。」

「==>」
   丹平がカプセル飛行ベッドに乗せられて、統合病院へ運搬されて行く。ペラ助とオタケも乗っている。地下の統合修理工場では、昆虫人もタイム・ボカン一号・二号・四号の修理に協力している。チョロ坊の片腕の修復も隅で行われている。

「ナレーター」
   「キュード博士と友田・木江田博士は、昆虫人技師達にも協力してもらい、やっとメカブトン、ドタバッタンの修理が終わった。しかしコオロッタンに関してのみ、修復のみの協力しかしなかったんだよ。」

「==>」
   コオロッタンの傍で、キュード、木江田、友田、淳子が集まって、健脚エンジンの取り付け作業を行っている。

「キュード」
   「どうもおかしいな。この健脚エンジンのサンプルと、既にコオロッタンに搭載されてる複製ドタバッタンから得た健脚エンジンの仕組みがちょっと違うんじゃよ。」

「木江田」
   「何じゃと!」

「友田」
   「どちらを信じたら良いのじゃ?」

「キュード」
   「どちらを信じる信じないの問題では無い!コオロッタンに違うシステムで稼動させる物を中脚だけ取り付けても、連動させられないんじゃよ!これでは何の意味も無いんじゃ!」

「友田」
   「どうしたらいいんじゃ?」

「淳子」
   「もしこの状態でその健脚エンジンを取り付けたら、コオロッタンはどうなるの?」

「キュード」
   「連動しないから、当然ジャンプも歩行もできんよ。」

「淳子」
   「昆虫人さんはどうしてその健脚エンジンを私達に手渡してくれたの?彼らならよく判る筈なのに。」

「キュード」
   「うむ…判らん。昆虫人の方々は、この健脚エンジンの搭載準備に限って”お前達でやれ”じゃ。一体どう言う意味なんじゃ。」

「木江田」
   「設計図通りに完成させたんじゃが、根本的に違いが有って大丈夫じゃろうか?コオロッタンに搭載されている前脚と後脚の健脚エンジンは、各関節全てを空気の圧縮をさせたり戻したりさせて脚を素早く動かせられる様になっている。ところがこの健脚エンジンは、脚の関節部分をコマ送り式に空気を圧縮したり戻したりさせて、それが二連式なんじゃよ。確かにこちらの方が新しい健脚エンジンじゃ。しかし、取り付ける胴体にSETする際この健脚エンジンの動力がどうやって供給されるのかが全く判らんのじゃよ。」

「友田」
   「空気圧縮で脚を動かす為のこの健脚エンジンの動力の問題ですな!」

「木江田」
   「うむ。折角健脚エンジンが出来上がっても、健脚エンジンその物を動かす為の動力が無ければ、取り付けても意味が無いのう。」

「キュード」
   「これでは同じ設計図からこの健脚エンジンを6つ完成させても、何の意味も無い。昆虫人の方々は、一体何を考えているんじゃろうか?」

「木江田」
   「キュード博士。これを中脚に取り付けてみて、テスト発進させてみよう。どうじゃろうか?」

「キュード」
   「やってみますか、木江田博士。」

「木江田」
   「どっちみちテストしなければならんからな。」

「友田」
   「うむ、そうじゃな。」

「キュード」
   「やってみよう。まだ完成できていないんじゃしな。」

「==>」
   キュード、木江田、友田は、その健脚エンジンをコオロッタンに取り付け始める。一方丹平は、統合病院の一室で点滴と手術後の容体を、昆虫人クリニッカーに診察されている。

「昆虫人クリニッカー」
   「脈拍数は安定していて、もう命の心配は全く無い。後は自然治癒力のみだ。鳥二羽は軽症だ。頭部を打っているから機を失っているが、命の心配をするレベルでは無い。この情報を、統合工場の人間に伝えてくれ。」

「昆虫人看護士」
   「はい。」

「==>」
   昆虫人看護士は電子カルテを地下の統合工場へ電子送信する。工場のモニターに統合病院からの電子カルテが映し出され、入院患者の容体が明記掲載される。木江田、キュード、友田、淳子は掲載された電子テレビを見る。

「淳子」
   「丹平ちゃん、助かったのね!」

「木江田」
   「ほぉ、良かったな。こっちはもう一息じゃ。丹平君の退院日には、必ずボカン4(フォー)コオロッタンが完成する様にわしらも頑張らねばならないな。」

「友田」
   「わしも同感じゃ。ここで完成できなきゃ今までの苦労の意味が無くなるしな。」

「キュード」
   「それもそうだが、それだけでは無い。わしは科学博士としてこの健脚エンジンの仕組みをどうしても知りたいのじゃ。わしらの科学・技術でもできなかった事なんじゃからな。それにいつの時代も最先端技術は絶対に無いんじゃ。どんなに優れた技術でも、あくまでもその段階では上だと言うだけで、それが究極かと言えばそうでは無い。科学を間違った方向に向かせてはいけないんじゃよ。昆虫人の方々のおっしゃる通りで、我々が地球の環境問題を造ってしまって、多くの動物や昆虫、そして植物の生態系を壊し、絶滅させ、地球の自然の歴史を悪い意味で変えてしまったのじゃ。それだけでは無い。政治汚職や宗教・人種差別の問題すら完全に解決させる事ができずに、一般人をも何度も被害に巻き込んでしまって来たんじゃ。そういう社会をつくってはいかんし、わしらだってまだまだ発展途中の人間じゃ。早くこの世の中が平和になり、環境問題の解決が完全に解決できなければいけないんじゃ。わしはその為に科学博士の道を選んだのじゃ。起きてはいけない科学も有れば、起きなければならない科学も有る。わしは命ある限り、とことん研究してとことん現状を把握したい。本当に、間違った方向に進まぬ様にしなければいかんのじゃよ。じゃが、中にはやってみないと判らないケースが非常に多い。我々は全然未熟なんじゃよ。」

「木江田」
   「キュード博士…」

「キュード」
   「今までずっと言わなかったが、実はわしの可愛い娘が、暴動が起きた時にまきぞいにされて殺されてしまったのじゃよ。”タイム・スライド・エリア”のブロゥクンーシステムの発案者は、実はわしなのじゃ。ところが、一国がそれを発明したら暴利を得られるようにされるのではないかと言う反対運動が起きてしまい、警察が強行鎮圧しようとして暴動が起きてしまったのじゃ。わしは元々タイム・マシーンや戦闘マシーンの技術に力を入れてなかったのじゃが、娘を無くしてから転向したのじゃよ。マシーンの開発に全力を投じたい。これで娘を生き返らせたいんじゃ。娘の気持ちがわしが開発したマシーンに乗り移って欲しい。わしは必死になって勉強したんじゃよ。」

「木江田」
   「そうでしたか、キュード博士。」

「キュード」
   「わしは絶対にコオロッタンを完成させて見せる。ボース軍を必ず倒して見せて、亡き娘に親として償いたい。」

「木江田」
   「キュード博士…」

「キュード」
   「平和の真実とはどういうものなのか?”平和”という言葉の本当の意味と定義は何か?人によって解釈も価値観も印象も受け止め方も皆同じにはならない。わしは博士としてそれを導いて行き、本当の意味で世界や宇宙が平和になる事を、いつも祈るような気持ちで居るんじゃよ。わしのこの進む道は間違いになるかも知れんが、博士としてまっとうできれば誰からも祝福されないで終わってもいいんじゃ。最善を尽くして人生に賭けている。亡き娘の為にも、わしはコオロッタンを、必ず最強タイム・マシーンとして完成させてみせる。」

「淳子」
   「キュード博士にそんな過去が有ったとは知らなかったわ。ただ、私のおじいちゃんよりも熱心な博士だなぁと、私はいつも思っていたわ。キュード博士。一緒にボース軍を追い払いましょう、必ず。」

「キュード」
   「有難う、淳子ちゃん。さあ、最後の仕上げじゃ。」

「==>」
   キュード達はコオロッタンに、中脚の取り付け作業を続ける。そして外観はコオロッタンは完成する。キュードはコオロッタンを見上げる。

「キュード」
   「よし。発進テストじゃ。」

「==>」
   キュード、木江田、友田の順にコオロッタンのタラップからそれぞれ乗車する。キュードはメイン操縦席に座る。そしてレバーに手をかける。

「キュード」
   「行くぞ…コオロッタン発進!」

「==>」
   キュードはレバーを引く。コオロッタンの後部ロケットブースターが噴射して、コオロッタンは走行・前進する。各脚先の6つのタイヤもそれぞれ回転する。コオロッタンはその工場の先の地上へ出て行く坂をそのまま上がって行く。そして地上に出たコオロッタンは、広い道路に出る。

「キュード」
   「いよいよだ!コオロッタン浮上!飛行モード体形開始!」

「==>」
   コオロッタンの後脚が後方へそれぞれ真っ直ぐ伸ばされて、左右4枚の主翼が展開し、背翼も展開してコオロッタンは離陸する。しかし、後方へ伸ばしたコオロッタンの前脚が全く動かない中脚にぶつかり、コオロッタンは飛行ポーズが取れない。操縦室の中脚の異常ランプが点滅し始める。

「木江田」
   「オォ、中脚が危険信号じゃ!」

「キュード」
   「やはり支障は出てしまったか!着陸態勢じゃ!」

「==>」
   キュードはレバーを引く。中脚にぶつかっていた前脚は前に引かれて、コオロッタンは着陸する。着陸と同時に6つのタイヤも回転し始める。背翼と主翼がそれぞれ閉じて、後方へ伸ばしていた後脚を引く。そしてコオロッタンは止まる。

「キュード」
   「いかんな、これでは…やはり中脚が動かなかった…」

「木江田」
   「一度工場に戻って検討しよう。他に手は無い。」

「友田」
   「もしかすると、あの設計図で完成させられた健脚エンジンで、6つの脚を取り付けなければ動かん様になっているかも知れんな。」

「キュード」
   「そうか!動力がそういうシステムで発生させると言うメカニズムかも知れんなぁ。よし、工場に引き返そう。」

「==>」
   キュードはレバーを引く。コオロッタンは地面を走行しながらターンして戻って来る。直線道路をコオロッタンは戻って行く。一方丹平とペラ助とオタケは、無事退院して、地下工場にエアカーで送られる。エアカーは昆虫人二人が操縦している。

「丹平」
   「やっと退院できた。とても空気が美味く感じるなあ。」

「ペラ助」
   「何か爽快だペッチャ。新鮮に感じるペッチャ。」

「オタケ」
   「とても快適・爽快って感じだわ。」

「昆虫人E」
   「お前達人類は環境の破壊をずっと繰り返して来たが、本当の自然の空気はこうまで新鮮できれいで優しいのだ。お前達はこういう新鮮な空気に一度も触れた事は無いだろう。自然の存在の尊さを、お前達人類は破壊し続けて来たんだぞ。我々の大統領は、お前達に賭けたのだ。信用こそできんが、お前達は必ずボース軍を追い払い、自然の大切さを伝えて行くだろうとな。ボース軍は地球を乗っ取ろうとしている様だ。我々は絶対にそれを阻止しなければならないのだ。例えお前達が我々と同じ地球人であっても、我々は常に危険を招かぬ様にしなければいけない。」

「丹平」
   「地球を乗っ取るのがボース軍の目的だったのですか?俺達はボース星人が、地球の未来のどこかに有る自然を回復させる装置が有る時代を探していると聞いたのですが…」

「昆虫人E」
   「何?それは本当か!」

「丹平」
   「本当も何も、ボース軍のシャンペンと言う教授が俺達にそう話してたんだよ。どうやらボースの頭に不満が有ったみたいで、俺達を巧みに騙してコオロッタンを奪ってしまったんですよ。結果的にはその情報がボース側に入っていた様で、シャンペンは暗殺されたけれどね。コオロッタンは折角あの時完成したんだけど、あの時コオロッタンはシャンペンと一緒に墜落して、大破してしまったんですよ。」

「昆虫人E」
   「そうだったのか!よし、これから作戦参謀と連絡を取る。それと、お前達に昆虫人作戦会議室に来る様命令しておく。」

「丹平」
   「命令には従うけれど、俺達何かされるんですか?」

「昆虫人E」
   「悪い様にはせん。とにかく我々に背くなよ!」

「丹平」
   「俺達は昆虫人の皆様に背く気なんか有りませんよ。」

「ペラ助」
   「僕もだペッチャ。」

「オタケ」
   「あたしもよ。」

「==>」
   エアカーは地下の統合基地に入って行く。チョロ坊と一緒に健脚エンジンを造りだしている木江田らと合流する。

「木江田」
   「おお、チョロ坊。無事修理が終えた様じゃな。」

「チョロ坊」
   「はい。ちょっと違和感が有るんですけど、この程度なら大丈夫ですよ。」

「木江田」
   「そうか。良かったのう。おお、丹平君、ペラ助、オタケさん。元気になった様じゃな。」

「丹平」
   「ええ、お陰さまで。」

「昆虫人E」
   「お前達全員これから大至急昆虫人作戦会議室に来る様命令する。来てから我々が全て説明する。急げ!」

「オタケ」
   「何か有ったのかも知れない…」

「昆虫人E」
   「私語はするな!早くしろ!」

「==>」
   木江田チームはお互いに顔を見合わせるが、昆虫人の命令で、大きなエアカーに乗せられて、そのエアカーは走行する。そして出入り口の坂を上がって地上に出て、エアカーは大きな蟻の巣の様な大きな建造物に向かう。

「丹平」
   「なっ、何だあれは!」

「オタケ」
   「昆虫人さんの基地じゃないの?」

「==>」
   そのエアカーは、その基地の正面へ飛んで行く。正面の下部の地面がそれぞれ左右に開く。エアカーはその中へ入って行く。真っ暗なトンネルみたいで先が全く見えない所をそのエアカーは進む。そして急に明るい場所に出る。エアカーはそこで止まる。昆虫人Eは振り返る。

「昆虫人E」
   「みんな降りろ!早くしろ!」

「==>」
   木江田一同はエアカーからそれぞれ降りる。目の前に昆虫人が何人も現れて、様子を伺いながらきれいにその空間の左右両側に並ぶ。中央のカーテンが上がり、一回り大きな昆虫人が現れる。

「昆虫人大統領」
   「お前達の事は既にわしも聞いておる。急遽ここにお前達を呼んだのは、絶対に外に漏れてはいけないいくつかの質問をしたくて呼んだ。正直に答えるんだぞ。」

「キュード」
   「わしらは小汚い事は絶対にやりません。お陰さまで健脚エンジンの完成も後一息で、6本全て完成できる様になり、チームの怪我の処置とメカの修復修理にも御協力戴いた貴方方に、わしらが逆らう気持ちなど全く持っておりません。」

「木江田」
   「わしらは貴方方に感謝の気持ちを持っています。大それた事など起こす訳が御座いません。」

「昆虫人大統領」
   「そうか。まず、ボース星人は我々が開発した有害クリーナー転換装置を見つけ出す為にボースの奴らは我々の世界に侵略行為を行っているそうだが、それは本当なのか?」

「木江田」
   「ボース軍の教授でシャンペンと言う、ボース軍の連合統長の復讐に固執されてた男が、我々を巧みに騙して同行していた時に、そう言われていた。あの男はコオロッタン奪取の為に、我々の仲間に装っておったのじゃ。”タイム・スライド・エリア”でドタバッタンを複数復元させて、コオロッタンを奪った後に、複製ドタバッタンで得た健脚エンジンをコオロッタンに搭載させた様じゃ。完成したコオロッタンでボース星に一度は向かって行った様じゃが、謀反を見抜かれて地球に帰って来て墜落したんじゃ。」

「昆虫人大統領」
   「そうだったのか…そういう状況なら、そのシャンペンの言い分は嘘では無さそうだな。」

「丹平」
   「俺、さっき退院して工場に向かう途中で、昆虫人さんが”ボース人は地球を乗っ取ろうとしてる”って聞かされて、そのシャンペンの言っていた事と違うんで、俺は昆虫人さんに言ったんですよ。昆虫人さんだけでなく、このキュード博士やロボット国等地球の俺達が居た時代の未来ばかりをボース軍が狙って来ていたんですよ。俺達は”タイム・ボカン”でボース軍に対抗しようと、工場に有るボカン4(フォー)を完成させて、俺達の足りない戦力をつけようと思ったんですよ。ところがどこでどうやってもコオロッタンが完成しないまま、ここまで来てしまったんです。あのコオロッタンが完成できない以上、俺達はボース軍に対等に挑めないんです。ボカン4(フォー)がもし無かったら、俺達はこの未来の人・キュード博士にもお会いできなかったんですよ。俺達はどうしてもボース軍を叩きたい。どうしても叩いて進撃を完全に遮断してやりたいんですよ!」

「昆虫人大統領」
   「そうだったか。わしはお前達の事を災いをもたらす原因だと断定していた。確かにボース軍との戦闘を見て、少なくとも直ぐに攻撃を仕掛けるとまでは思わなかったが、いずれ我々の敵になる存在として見ていたのだ。それで、お前達の態度の様子を見ていたが、特別逆らう様子も無く、先程もコオロッタンのテスト発進も我々は見ていた。どうやらお前達の言う事は、嘘でも無さそうだと思っていたが、ボース軍の情報が我々の所に全く入らなかったのだ。どうやらお前達は、本当に我々の敵では無いようだな。地球の未来をお前達に託すぞ。」

「木江田」
   「有難う御座います。」

「キュード」
   「有難う御座います。」

「丹平」
   「有難う御座います。」

「淳子」
   「昆虫人さん有難う御座います。」

「昆虫人大統領」
   「お前達に、わしから受け取ってもらいたい物が有る。」

「キュード」
   「それは何でしょうか?」

「昆虫人大統領」
   「気を悪くするなよ。実は、あのコオロッタンに取り付ける健脚エンジンは、あくまでもサンプルとサンプルの設計図に過ぎない訳で、実用化にはまだまだ程遠いい物なんだ。」

「キュード」
   「ええぇ!」

「昆虫人大統領」
   「お前達を味方だと思っていなかったんだよ。そこのロボットの腕も同じだ。違和感が有って当然。だが、わしはお前達に地球の未来を守り抜いて、どこまでもボースと戦って欲しいのだ。これから我々昆虫人世界の究極の技術士を工場に向かわせて、協力して最強戦闘マシーンを、しっかり完成させるんだ。ただ、条件が1つだけ有るので、厳守するのだ。」

「キュード」
   「必ずわしは守ります。その1つとは…」

「昆虫人大統領」
   「ボース星人を完全に退けた後、急いでここにもう一度来るのだ。」

「キュード」
   「それは厳守できますが、理由はなんじゃろうか?。」

「昆虫人大統領」
   「それだけは言えん。ただ、1つだけ話しておこう。ずっとそのままでは、お前達にとっても我々にとっても、非常に大きな問題が起こってしまう事は確かだ。」

「キュード」
   「ええ!」

「木江田」
   「何じゃと!」

「丹平」
   「非常に大きな問題って、何が起きるんですか!?」

「友田」
   「非常に大きな問題…」

「チョロ坊」
   「何が起きるんだろう?」

「ペラ助」
   「何が起きるペッチャ!」

「オタケ」
   「どうしてコオロッタンに限って色々な問題や制約が出てくるのよ!」

「昆虫人大統領」
   「うむ。どうしても避けられぬ問題が有るのだ。あのコオロッタンに関してのみどうしても避けられぬ欠陥が有ると言う事だけ、はっきりと言っておく。わしからの説明はこれで終わりにする。長官、この者達を工場へ連れて行き、技術士も工場へ向かわせろ。それと、そこのロボットの腕を作り直してやれ。」

「昆虫人E」
   「はっ!」

「==>」
   正面のカーテンは下がって行く。木江田一向はどよめく。キュードは木江田に顔を近づける。

「キュード」
   「もしかすると、あれの原因かも知れん。」

「木江田」
   「あれかぁ…」

「淳子」
   「ねえおじいちゃん、”あれ”ってなあに?」

「木江田」
   「後で説明するよ。はっきりとは判らんがな。」

「==>」
   昆虫人Eが歩み寄って来る。木江田一同はそれぞれ振り返る。

「昆虫人E」
   「これからまた工場に来てもらう。乗るんだ。」

「==>」
   木江田一同は、それぞれエアカーに乗車する。昆虫人Eは、操縦席に座る。エアカーは動き出す。真っ暗な道に入り、少しして地上に出る。エアカーはそのまま飛行して、工場に到着する。木江田一同はエアカーから下車して、チョロ坊だけ別の腕に取り替えられる。チョロ坊は腕を動かしてみる。

「チョロ坊」
   「この方が全然いいよ。」

「==>」
   木江田一同の傍までエアカーが飛んで来て止まる。中から昆虫人FとGが出て来る。

「昆虫人F」
   「わしは最高優秀科学博士だ。お前達のメカに、健脚エンジン最強馬力出力可能型を取り付ける様に、大統領から命令を受けた。宜しく。」

「昆虫人G」
   「わしは最高優秀物理学博士だ。お前達のメカの健脚エンジンの取り付け作業に関して、物理的な問題を解決させて、全ての最終総合テストでのトラブルが起きないように、完全完璧なメンテナンスをする様大統領から命じられた。宜しく。」

「キュード」
   「どうも。キュードと申します。」

「友田」
   「友田と申します。」

「木江田」
   「木江田と申します。以下はわしの助手の丹平、孫娘の淳子、チョロ坊とペラ助とオタケさんじゃ。」

「昆虫人F」
   「早速取り掛かろう。」

「==>」
   木江田チームと昆虫人博士達は、健脚エンジンの開発から取り組む。新型の健脚エンジンが完成して、サンプルのテスト起動させる。空気圧縮を移し替える事で、その空気圧縮力を一気に脚が動かせるテストに合格する。しかし、空気の圧縮の為の外板の強度の心配も出て来る。木江田、キュード、友田、昆虫人F、昆虫人Gは、金属とプラスティックとアクリルの合板を材料として開発した材料で、科学的に脚の強度と脚を急に動かせる為の、空気圧縮から空気圧縮への作動システムによる外版の持続性のテストが始められる。何度もテストするうちに、外版の強度の問題がどうしてももたなくなる事が判明して、宇宙空間でしか製造できない、金属でもプラスティックでも石でもアクリルでも無い新たな外版を開発させて、外版に使用する。何度も空気圧縮の為の耐圧製のテストが繰り返される。何度もテストしているうちに、やはり外版に傷が出て来る。外版を作り直して表面にカーボンに近い材料をその外側に巻き付けて、もう一度テストが繰り返される。テストの回数は100回を超えて、とうとう丸1日が過ぎてしまう。材質が空気圧縮の為の強度に耐えられてるので、新規にまた同じ物を開発して、やっとコオロッタンに最新健脚エンジンが搭載される。

「ナレーター」
   「コオロッタンにやっと待望の健脚エンジンが搭載された。しかも最新鋭の健脚エンジンだよ。脚が動作しなくなる事に備えて、木江田博士の助言でコオロッタンの胴体下部に、収納式のキャタピラも搭載された。更に、健脚エンジンのオートメーション化させる為の”オート・メカニカル・モード・チェンジング・オペレーション・マシーン”を1つ外して、脚を動かす際の空気圧縮システムから生じる動力を、新開発されたタイム電池に充電できる様にまで改良された。ロケットブースターのロケットエンジンも大幅に改良されて、パワーアップと少エネルギー化も実現される様にもなった。超小型増幅装置がタイム電池から二連で装備されて、急速充電までも可能になったんだよ。コオロッタンは今、木江田チームとキュード博士、昆虫人達の技術の推移を極めた改良を施されたんだよ。ボース軍の毛むくじゃらんが大破したその素材の研究も同時進行されて、外版の繋ぎ目が全く無くなる技術が解明されて、その改良版がコオロッタンにも部分的に使用されたんだ。これでとうとう”タイム・ボカン4(フォー)コオロッタン”は、更に恐るべき存在となったんだ。向かう所敵無しだよね。ただ、コオロッタンの唯一の欠陥って、一体どこに有る何の事だろうね。本当かどうかも判らなくて、昆虫人の大統領の真意は何か?まだはっきりと証明できない事があるけれど、コオロッタンの完成がこれからのボース軍との戦いに俄然有利になったのは確かだよ。実は、コオロッタンにはあるとんでもない事ができてしまうのだ。一体何だか判る?判ねーだろうな!それではここで一曲、タイトルは「違う!そうじゃない」です!♪♪(前曲)違う、違う、そうじゃ、そうじゃ無ーい、昆虫人信じ無い!違う、違う、そうじゃ無ーい、欠陥が判らない!意味も判らない〜。♪♪」

「==>」
   一同はコオロッタンを見上げる。

「キュード」
   「やっとコオロッタンは完成した。欠陥が1つ有るとはいえ、今までのコオロッタンとは別物じゃ。」

「木江田」
   「当初の予定とは大分良い方向へ改良されたな。ここまで改良されたコオロッタンはもう既に、メカブトンやドタバッタン、クワガッタンの全ての機能を持ち合わせた以上の、全然関係無い別物じゃよ。」

「友田」
   「コオロッタンは内装もかなり変更されたんじゃ。正に究極のハイテク・マシーンじゃよ。テスト発進してみよう。」

「木江田」
   「そうじゃな。さあ、みんな乗るぞ!テスト発進じゃ!」

「==>」
   一同はコオロッタンのタラップから乗車する。昆虫人博士2名も一緒に乗車する。丹平が操縦室に来て驚く。

「丹平」
   「アッ!これは…」

「==>」
   チョロ坊と淳子、ペラ助、オタケも驚く。

「チョロ坊」
   「なっ、何だこれは!」

「淳子」
   「これは一体…」

「ペラ助」
   「これはどうなってるペッチャ…」

「オタケ」
   「これは一体何よ!」

「丹平」
   「はっ、博士!これは…」

「木江田」
   「そうじゃ。」

「==>」
   コオロッタンの操縦室には、正面の大モニーターが有り、メイン操縦席が正面に3つ並んでいる。各メイン操縦席にレバーが付いていて、正面の大モニターの下部にボタンが並んでいる。操縦室の左右両側には各2つずつイスが置かれていて、左側にはレーダー担当席、後方監視席、そして右側はミサイルや豆爆弾発射システムチェック担当席と、エネルギーの残量や故障個所のチェック担当席が配置されている。天井にまるでスクリーンの投影された様な画像には、コオロッタンの現在居るの時代の場所の周囲の状況と、東西南北が見て判る様に印も付けられている。更に、これからコオロッタンが行動を起こす場所や、敵との遭遇に関する位置、時間、現れた総数等の記録が取れる様になっている。更に、天井のスクリーンの後方には、このコオロッタンでいつ・どこへどのタイム・マシーンが発進してどうなったかの記録までできる様になって、目で見て判る様になっている。メイン操縦席の後方上方に、ペラ助やオタケの止まり木も有り、天井に映し出されている画像が見れる様にまでなっている。

「丹平」
   「こんなに操縦室が改装されてるとは思わなかった。今までのボカンとは全然違う!」

「淳子」
   「ほんとだわ…」

「チョロ坊」
   「すげーっ!」

「ペラ助」
   「ボカンの中に居るとはとても思えないペッチャ!これは凄いペッチャ!最初は驚いてしまったペッチャ!」

「昆虫人G」
   「コオロッタンのテスト発進につき、まずコオロッタンの操縦方法を覚えてもらう。わしがメイン操縦席統括部署の、中央のこの席に座る。キュード博士はこの右側に、木江田博士はこの左側に、友田博士は右側のこの射撃発射システムチェック席に、まず座ってもらう。」

「==>」
   キュード、木江田、友田は、昆虫人Gと一緒に各席に着席する。オタケとペラ助は、メイン操縦室後方の止まり木にそれぞれ止まる。左側のレーダー担当席に淳子が、隣の後方監視席にチョロ坊が、それぞれ着席する。丹平は友田の隣のエネルギーの残量や故障個所のチェック担当席に、着席する。残った昆虫人Fは、操縦室後方の、ニゲゼミンとカマキリンへの通路が有る扉の間に有るボタンを押す。補助席が下から出て来る。昆虫人Fはそれに着席する。

「丹平」
   「すっげー!」

「昆虫人G」
   「コオロッタンの発進テストをこれから行う。各自ベルト用意をしろ。」

「==>」
   木江田、キュード、友田、淳子、チョロ坊、丹平は、それぞれベルトを着用する。ペラ助とオタケにも、自動のベルトが天井から下がって来て、セットされる。

「ペラ助」
   「これは楽でいいペッチャ。」

「オタケ」
   「これはペラ助に良くない便利な機能ね。」
「昆虫人G」
   「それは手動に切り替えられる様にもなっている。変えてもいいぞ。」

「ペラ助」
   「このままでいいペッチャ。」

「昆虫人G」
   「コオロッタン発進機能装置起動開始。」

「==>」
   昆虫人Gは、正面下部のボタンを押す。各計器類が動き出す。

「コオロッタン」
   「皆様初めまして。コオロッタンです。」

「丹平」
   「こっ、コオロッタンが喋った!」

「ペラ助」
   「どうなってるペッチャ。」

「チョロ坊」
   「僕も言葉が話せるから、ちっとも変には思わないよ。」

「淳子」
   「でも、不思議な感じがするわ。初めましてじゃ無いけれどね。」

「ナレーター」
   「さあ、いよいよ”タイム・ボカン4号”コオロッタンがテスト発進に向けてこれから始動しようとするよ。操縦室がハイテク改装されて、全然ボカンに乗ってる気がしないのは無理が無いけれど、早くボカンチームには操縦に慣れて欲しいよね。このコオロッタンを生かすも殺すも木江田チームの腕次第だからね。コオロッタン唯一の大きな欠陥は果たして何か?テスト発進の結果は次回までのお楽しみだよ〜ん(笑)!」




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いつもありがとうございます。 ...続きを見る
実行されて3時間以内に3万円以上儲からな...
2007/01/25 11:19

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
女の子のオ●ニーをじっくり見たのはじめて(;゜∀゜)=3
彼女いわくオ●ニーにも前戯があるらしく、最初はナスビ入れてたよwwww
やっとバイブ使ったと思ったら一瞬で死ぬほど潮吹いてるしΣ(´Д` )ナンジャソリャ
見てるだけで6マンはウマかったわぁ(゜Д゜)y─┛~~
http://jazzye.net/nasukko/3UmbI0Td
マサマサ
2008/06/14 23:26
オナ見だけの予定だったけど、ちゃっかり最後までフィニッシュwwww
だって下のお口がツユダクだったんだから挿れるしかないっしょヽ(゜∀゜)ノ
指マ&栗攻め→イラ魔チォ→騎乗→ナカ出シ
の黄金パターンでガッツリ楽しんできますたぁぁあぁヽ(´ー`)ノ

http://c-melon.net/ameban/twLWwAhr
虎とら
2008/09/06 16:46
友達はみんなカレシと一緒でかまってくれません…アタシと遊んでくれる人メール下さい☆ a.a-mai@docomo.ne.jp
りおな
2009/06/21 17:10
メガネ買って嬉しかったから写メ更新しましたぁ!みんなの意見も聞かせてください。glitter.princess@docomo.ne.jp
詩音
2009/09/06 19:29

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★第十二話:「健脚エンジンの秘密だペッチャ」 新タイム・ボカン/BIGLOBEウェブリブログ
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